エア・インディア搭乗体験

インドに行くにはいろいろなルートと航空会社があります。もちろん日本の航空会社も飛んでいます。サービスや運行状況などを鑑みると、お仕事の目的だけでインドを訪れるのであれば、日系の航空会社が確かにおすすめです。

けれどここはひとつ、お仕事ではなく純粋にインドに行ってみたいという貴女にはぜひ「乗った瞬間からインドを感じられる」というエア・インディアに乗っていただきたいのです。

いわずとしれたインドのナショナルフラッグ、エア・インディア。日本には1950年代から乗り入れており、歴史は意外と長いのです。また2014年からは(紆余曲折あったものの)スターアライアンスメンバーとなりました。




充実の機内設備

電子カーテンはボタンを押すと明暗の調整ができます

機体はいまやボーイング787ドリームライナーです。

照明がLEDだったり、窓のシェードが電子カーテンだったり、いろいろハイテクな箇所がありますが、女子に一番嬉しいのは、客室の加湿をコントロールできる点です。成田-デリー間の9時間以上のフライトでもお肌がカピカピになりません。

機内はいたって普通です

遅延状況

残念ながら航空会社の定時運行率ランキング上位には無縁です。毎年発生するデリーの1月の濃霧など遅延する理由があるためです。

濃霧の時期ではなくとも、国内線の乗り継ぎは3時間はみておいたほうがよいでしょう。

遅延した場合、同じエアインディアの国内/国際線への乗り継ぎは係員のエスコートつきで職員しか通れないような場所も通りつつ最短ルートで連れて行ってもらえます。ただし入国審査や出国審査を済ませないといけないため、ここが長蛇の列でなかなか通過できないのがリスキーなところ。ほんとに切羽詰まって乗り遅れそうなときは、周りの人に謝りながらぐいぐい横入りするしかありません。

デリー空港の国際線ターミナルと国内線ターミナルは屋内でつながっており徒歩で移動しますが、かなりの距離(大人の早足で20分以上、2km弱か?)がある点も留意しておいてください。

1時間程度の遅延は、特に国内線は頻繁にあるでしょう。国際線は数時間に及ぶような大幅な遅延は1月を除いては最近はあまり起きませんが、到着日や出発日は予定に余裕を持っておいたほうが無難です。

また、ギリギリにくるインド人乗客対策として搭乗時間がやたら早く設定されているわりに、搭乗してから離陸まで長いことが多いです。ここはひとつ、映画を物色するなり、旅日記をつけるなり、おおらかにお過ごしくださいませ。




サービス

日本発着便には日本人クルーが搭乗しています(いない便もあり)。特に行きの便での日本語の案内は心強いところです。呼び出しコールについては、飲み物や機内食提供前後のバタバタしているときでなければ、わりときていただけます。ただし日系キャリアとは比べないほうがよいです。

照明を落としておやすみタイムに入ったらクルーの休憩時間でもあります。トイレのついでに飲み物を頼みにいったら「そこにあるから自分でいれて」とにこやかにいわれるようなことがあっても、いたって普通のことです。腹を立てたりなさいませんよう。

また飛行中クルーがトイレの清掃などはしないので、乗り合わせた乗客の層によってはトイレが水浸しだったり、ペーパーが散乱していたりと惨状に出くわすこともたまにはあります。

席に備え付けの充電用のUSBポートが壊れていたり、ヘッドフォンの出力が片耳壊れていたり、小さな不具合にあたることも、運次第ではあります。

神の采配ですので受け入れましょう。

空いている便ならクルーに頼んで席の変更も可能です。ただスターアライアンスに加入してからコードシェア便も多く、最近はガラ空きで飛んでいることがあまりない印象です。

乗客はどんな人たち?

出張であれ駐在であれ、日本企業のビジネスマンの皆さまは日系キャリアを利用されるので、ほぼ、いらっしゃいません。インド人も富裕層の皆さんはアジアの別のキャリアをご利用だったりします。

よって、日本発着便は、超富裕層ではない、日本で働いていたりビジネスをしているインド人中間層、そして観光目的の日本人客が主流となります。

日本語がわかるインド人の乗客と隣り合わせになったりすることもあるでしょう。もし話す機会があれば「インド女子旅の心得5か条」を踏まえておいてください。