インドのことば

インドは多言語国家です。憲法で公用語と定める英語、ヒンディー語のほかに、指定言語として22の言語を定めています(2017年現在)。

インドは確かに広い国とはいえ、22も異なることばが話されているとなると、旅するほうもけっこう大変です。全国的に一番通じるのが英語、次いでヒンディー語といわれています。

植民地支配の宗主国だったイギリスのことばである英語を公用語として残しているのは、話者人口は最大とはいえ、ヒンディー語が北インドのことばで、インド南部ではまったく系統の異なる言語が使用されているためです。ヒンディー語を使うことに反発する州もあり、便宜上、共通語としての英語が必要とされている背景があります。

南インドでも旅行者レベルのヒンディー語はよく通じます。ただ心底歓迎されるわけではないので、できれば訪れる場所で使われる言語を挨拶くらいは仕込んでいきたいものです。

ちなみに「ヒンディー語」(Hindi)はヒンディー語であって、ヒンドゥー語でもヒンズー語でもありません。「ヒンドゥー」(Hindu)は宗教を表し、言語とは別のものです。「ヒンズー」は「ヒンドゥー」の誤表記です。校正がきちんと入っているであろうメディアでも言語と信仰が混同されている場合がありますので、ここはひとつ、よろしくお願いいたします。

  • Hindi=ことば
  • Hindu=宗教

でございます!